不動産用語集

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さしすせそ
自然材料【しぜんざいりょう】
木・草・石など自然のものでつくられた材料。無垢の木材、コルク床材、漆喰などをはじめ、多くの種類があります。
地鎮祭【じちんさい】
建物の工事に着手する前に敷地のお清めや工事の安全を祈願するためにおこなう儀式。仏教式やキリスト教式などがありますが、神主がおこなう神式が一般的。費用や祝儀は依頼先によって異なります。
実印【じついん】
市区町村にあらかじめ登録をおこなった印鑑。必要に応じて印鑑証明を発行することができます。不動産では登記の申請などで印鑑証明とともに実印が必要となります。
漆喰【しっくい】
日本古来より使用されてきた左官材のひとつ。石灰に麻糸などの繊維と接着剤と水をあわせて練ったものを塗り、自然硬化させます。防火性が高いことから、古くから土蔵などに用いられました。調湿効果にもすぐれ、内装仕上げにも用いられています。
シックハウス症候群【しっくはうすしょうこうぐん】
建材や家具などの材料から放出する揮発性化学物質によって、めまい・吐き気・頭痛などさまざまな症状を引き起こすこと。建材や建具に使用されている接着剤・塗料に含まれるホルムアルデヒドなどがシックハウスの主な原因と見られています。
湿式工法【しっしきこうほう】
左官、コンクリートなどの水で練る材料を用いる工事のこと。壁塗り、モルタル塗りなど。乾燥させる期間が必要となるため、その分工期が長くなります。石膏ボードなど工事現場で水を使わずに仕上げる工法は乾式工法と言います。
指定流通機構【していりゅうつうきこう】
国土交通大臣が指定する不動産の流通機構で、(財)東日本不動産流通機構、(財)中部圏不動産流通機構、(財)近畿圏不動産流通機構などのこと。媒介物件の情報は指定流通機構への登録が義務づけられていて、各機構がその情報を開示しています。物件情報の交換によって、売買の相手を迅速に見つけるためのシステムとして活用されています。
私道【しどう】
私有地に設けられた道路で、特定行政庁の道路位置指定を受けた私設の道路。建築基準法の接道義務を満たせない場合、私道をつくり道路の位置指定を受けなければなりません。
私道負担【しどうふたん】
売買対象となる土地に含まれている私道部分のこと。道路位置指定を受けた私道にはさまざな負担があります。私道は自治体の管理ではないため、舗装などの修理が必要となった場合、私道の所有者が自費で修復しなければならないなどです。土地や一戸建ての売買では、私道負担を売主に知らせなければなりません。
地盤沈下【じばんちんか】
地盤圧縮によって地表が沈む現象。地下水の過剰なくみ上げによって地層が圧縮し、沈下するなどが報告されています。また、池や田んぼを埋め立てた比較的軟弱な地盤の上に建物を建てたときにも見られます。
地盤面【じばんめん】
建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面。
地袋【じぶくろ】
床に接してつくられる高さの低い戸棚。一般的に和室にもうけられ、背面は壁に接していることが多い。
遮音【しゃおん】
音が外部に伝わるのを防ぐこと。建築物では外部からの音の侵入を防ぎ、また外部への音漏れを防ぐことを指します。建築材料ではコンクリート・鉄・石・レンガなどが適していて、厚くするほど遮音性能が高くなります。どれほど遮音するかを示したものを透過損失と言い、デシベルであらわされます。
借地権【しゃくちけん】
建物の所有を目的とした地上権または土地の賃借権。
借地借家法【しゃくちしゃっかほう・しゃくちしゃくやほう】
土地の賃貸、建物の賃貸について定めた法律。1992年に施行され、それまでの借地・借家における不利益な要素などが改善された。
斜線勾配【しゃせんこうばい】
斜線制限の角度(=勾配)。
斜線制限【しゃせんせいげん】
建築基準法に定められた建築物の高さの制限。日照・採光・通風を確保するもので、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限があります。制限を受けた建築物は、ある一定の高さから斜めに切り取られたように勾配がついています。
尺貫法【しゃっかんほう】
日本古来の単位で、長さを尺、重さを貫、量を升であらわします。廃止されましたが、土地建物など特定のものに対して使用が認められています。
シャッター雨戸【しゃったーあまど】
開閉するシャッターと同形状の雨戸。手動式が一般的ですが、電動式もあります。
ジャロジー【じゃろじー】
細長い羽根板のようなガラスを並べ、回転させて開閉する窓。採光・通風性にすぐれ、浴室やトイレに採用されることが多くあります。
従業者証明書【じゅうぎょうしゃしょうめいしょ】
宅地建物取引業法が指す従業者が携帯しなければならない証明書。
従業者名簿【じゅうぎょうしゃめいぼ】
従業者証明書を携帯する従業者の名簿。事務所ごとに作成するもので、取引の関係者から閲覧を求められれば、それに応じなければなりません。
重説【じゅうせつ】
重要事項説明の略称。
住宅性能表示制度【じゅうたくせいのうひょうじせいど】
住宅品質確保促進法に基づき、指定の第三者機関が住宅の基本的な性能を評価する制度。住宅供給者または取得者が任意で利用する。設計時におこなう「設計住宅性能評価」と施工後におこなう「建設住宅性能評価」があります。性能表示制度を利用した住宅は、引渡し後にトラブルが発生した場合、指定住宅紛争処理機関に対して紛争処理を申請することができます。
住宅性能保証制度【じゅうたくせいのうほしょうせいど】
(財)住宅保証機構がおこなう新築住宅の各種性能を保証する制度。施工現場の審査に合格した住宅に保証書が発行され、構造上重要な部分などの瑕疵が保証されます。万が一、保証期間中に売主が倒産し場合、補修費用のほとんどが負担されます。
重要事項説明【じゅうようじこうせつめい】
売買契約・賃貸借契約を締結する前に、宅地建物取引業者が買主・借主に契約上の重要な事項を説明する義務。買主・借主が思わぬ不利益を受けないために、宅地建物取引業法に基づき規定されています。重説と略されることがあります。
重量鉄骨構造【じゅうりょうてっこつこうぞう】
鉄骨構造のひとつで、柱・梁に重量鉄骨を使用した構造。柱や梁の接合部をボルトで固定し、木質系パネル・軽量気泡コンクリートパネル・窯業系パネルなどで壁・床を構成されます。非常に頑強で、開口部を広くとれるというメリットがあります。3階建ての一戸建て住宅や共同住宅で多く採用されています。
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