不動産用語集

トップページ > 不動産用語集
<< 前へ   次へ >>

かきくけこ
建築化照明【けんちくかしょうめい】
天井や壁など建物の一部に照明器具、電球などがあらかじめ組み込まれている照明。
建築基準法【けんちくきじゅんほう】
建物の敷地と道路との関係、構造、設備や用途に関して基準を定めた法律。工事前の建築確認や工事完了後の検査、違反建築物についても定められています。
建築協定【けんちくきょうてい】
特定の地域住民が設けた建築物に関する協定。良好な環境や利便性を高めるために、設けられます。建築協定について定められた区域内の土地所有者など全員の合意ののち協定書を作成し、特定行政庁の認可を受けて発令されます。
建設工事標準請負契約約款【けんちくこうじひょうじゅんうけおいけいやくやっかん】
中央建設業審議会や建設業界の業界団体が制定している、建設工事の請負契約のモデル契約書のこと。建設業法第19条では工事請負契約の書面化を義務としているが、建設工事標準請負契約約款はこの建設業法第19条に適合する契約書として、現実に建設業界で広く使用されている。建設工事標準標準請負契約には次のような種類がある。 1)公共工事に関しては、中央建設業審議会が「公共建設工事標準請負契約約款」を制定している。 2)民間工事に関しては、中央建設業審議会が「民間建設工事標準請負契約約款」を制定している。 3)民間工事に関しては、建設業界の業界団体(全国建設業協会など4つの団体)が2)の約款をベースとして、「四会連合協定工事標準請負契約約款」を制定した。 4)その後上記3において2つの団体が加入したため、上記3)の約款の名称が「民間連合協定工事標準請負契約約款」と改められた。
建築構造【けんちくこうぞう】
荷重や外力に対抗するために必要な部分の組合わせ。
建築条件付き土地【けんちくじょうけんつきとち 】
一定期間内に特定の建設会社と建築請負契約を結ぶことを前提条件として分譲される土地。特定の建設会社とは売主が指定する業者または売主自身であることが一般的。また、宅地であることが多い。本来、土地分譲は買主の自由によって建設などが可能ですが、建築条件付き土地は建築物の条件や建設会社が限定されます。特に条件のない土地の分譲を「建築条件なし」と表記することがあります。
建築設備【けんちくせつび】
建築物と一体となって組み込まれる設備の総称。換気・空調・給排水・給湯・電気などにかかわる設備がすべて含まれます。
建築面積【けんちくめんせき】
建物の外壁や、柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積。建物の真上から光をあてて地面に映る影の面積を言い、軒や庇などが1m以上出ている場合は、これらの先端より1m後退した部分までの面積となっています。
建ぺい率【けんぺいりつ】
敷地面積に対する建築面積の割合。建築基準法では建ぺい率の制限が定められていて、用途地域の種別や建築物の構造などによって、建築物の建ぺい率が異なります。
かきくけこ
高架水槽【こうかすいそう】
中高層のビルやマンションの屋上などに設置される貯水タンク。水道本管では水圧が足りない場合があるため、ポンプで高架水槽に水を貯め、そこから落下する勢いで各室へと給水されます。受水タンクや高架水槽の給水設備は建物所有者が管理するもので、定期的点検と清掃が必要です。
甲区【こうく】
登記簿において、不動産の所有権に関する事項を記載した部分。所有権が移行した場合は、その履歴をすべて記しています。甲区には所有権保存登記・所有権移転登記・所有権移転仮登記などがあります。
公示価格【こうじかかく】
国土交通省が地価公示法に基づいて公表する土地の価格。土地取引の価格の目安となります。
公図【こうず】
登記所で保管されている土地台帳付属地図のこと。土地の地番、位置、形状などをあらわした地図で、登記所で一般に公開されています。ただし、必ずしも正しく反映されていないものもあるので、閲覧する場合は注意が必要となります。
公正証書【こうせいしょうしょ】
契約の成立や一定の事実を公証人が証明する文書。ローン契約、賃貸借契約、遺言書などに利用されます。金銭の支払いを目的とする公正証書の場合、強制執行認諾約款を入れることが多い。これは債権者が裁判をして勝利判決をとらなくても強制執行できるというメリットがあります。
構造計算【こうぞうけいさん】
設計する建物の安全性を数値で計算すること。建築基準法では計算値に規定が設けられていて、一定以上の規模の建築物を建てるとき構造計算が必要となります。ただし、2階建て以下の木造住宅では構造計算をおこなう必要がありません。
構造耐力上主要な部分【こうぞうたいりょくじょうしゅようなぶぶん】
建物の自重や積載荷重を支え、外力からの震動や衝撃に耐える部分、基礎・基礎ぐい・壁・柱・梁・小屋組・土台・床材・屋根材などを指します。部材間の継手や仕口も含まれます。
構造用合板【こうぞうようごうはん】
躯体を支える建物構造として用いられる合板。床板、耐力壁などに用いられます。構造用合板の品質はJAS(日本農林規格)が定めていて、基準に合格した構造用合板にはマークがつけられています。
高断熱高気密住宅【こうだんねつこうきみつじゅうたく】
建物の断熱性能と気密性能を高めた住宅。ペアガラスや断熱材を用いることで、従来の建物よりも断熱・気密性能を高め、省エネルギーと快適性を両立させることを目的としています。具体的には、冷暖房効率があがり、冷暖房によるエネルギーの消費と二酸化炭素排出の削減につながるとされています。
公道【こうどう】
国や地方自治体が管理している道路。道路法にある高速自動車国道・一般国道・都道府県道・市町村道が公道にあたります。
高度地区【こうどちく】
建物の高さを制限する地区で、都市計画法に基づく地域地区のひとつ。最高限度高度地区と最低限度高度地区を合わせて高度地区と呼びます。最高限度高度地区は、建物の最高限度について制限するもので、景観・眺望に配慮することを目的に指定されています。最低限度高度地区は、土地の高度利用の増進を図るなどの目的で指定されています。
勾配天井【こうばいてんじょう】
傾斜のある天井。天井は水平とすることが一般的ですが、建築上の制約や空間の演出・デザインとして意図して勾配天井にすることがあります。特に浴室では、水滴が天井から滴り落ちることを防ぐため、天井を伝わって流れるように勾配をつけているのが見られます。
合板【ごうはん】
単板を繊維方向に直行させるように奇数枚貼り合わせ、1枚の板材にしたもの。ナラ、シナ、ブナなどが用いられます。ベニヤ板とも言います。
鋼矢板【こうやいた】
鋼でつくられた矢板。強度があり、打ち込みも容易。
コーキング【こーきんぐ】
部材の継ぎ目など、小さなすき間にパテ状の充填材を詰めること。窓まわりや防水層の周辺などが代表的な施工場所です。
コーナーガラス【こーなーがらす】
建物の隅にはめ込まれた棧のないL型のガラス。採光の確保や借景を目的として採用されています。
腰高窓【こしだかまど 】
成人の平均的な腰の高さに合わせて設けられる窓。
小屋裏【こやうら】
屋根と天井の間にできる空間。屋根裏とほぼ同義。その性質上、居室として使用されることはあまりなく、ロフトや収納として利用されることが多い。高断熱・高気密の住宅では、換気システムを設置していることが多く見られます。
小屋裏換気口【こやうらかんきこう】
小屋裏に設けられた換気口。小屋裏は湿気や熱がこもりやすいため、屋外へと排出するために設置されます。
コルクタイル【こるくたいる】
コルク樫の樹皮をタイル状に成型したもの。断熱性・防湿性・吸音性・耐水性にすぐれ、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド発散の抑制にも有効とされています。ワックス・ウレタン・セラミックなど、仕上げの方法によって強度やデザインが異なります。建材・内装材として、床や壁などに使用されています。
コロニアル【ころにある】
屋根葺き材のひとつ。カラーベスト。
コンクリート【こんくりーと】
セメント、水、砂利(細骨材)、砂(粗骨材)が結合して固体化したもの。セメントは水と化学反応を起こすことで結晶化します。圧縮に対する強度が強く、主に構造材として用いられます。
<< 前へ   次へ >>